2020年4月18日土曜日

スタンダードな一脚をスタンド型の一脚に改造する

ほとんど使っていない通常の一脚を、スタンド付きの自立する一脚にできないものかと考える。

脚の先端に三脚取り付け用のネジ穴があれば、あとは如何様にもなるだろうと、八幡ねじのW3/8-M10変換ジョイントを脚のパイプ内にブチ込むことにしました。
これにM10の高ナットをつなげて剛性確保。

これらをつなげた状態で、一脚の脚の内部に収まるように削ります。
脚のパイプ形状は、こうなってます。ナットの角をとって、ちょっと溝を掘れば入りそうだ。

サンダー(ディスクグラインダー)でギャンギャン削っていきます。
削りすぎに注意しなければ。ハンマーで軽く叩いて押し込むくらいが理想。

……

入った!ほぼ理想通り。1cmほどナットが出てるのは意図的に。

三脚(マンフロット MT293A3)に取り付けて完成!

思ったよりガッシリしてる。埋め込んだナットの剛性は問題なさそう。
この一脚の耐荷重に見合った機材で使う分には、十分な強度があるように思う。

【一般の方はここまで】





ここからは、スコープで使えるかどうかを検証。
一脚に付いている自由雲台は話にならなかったので、取り外して、マンフロットのビデオ雲台(MVH502AH)をつける。
しかし、一脚のネジは1/4、雲台は3/8。変換ネジアダプターをかまさなければなりません。
ちょっと高いけど、マンフロットの088LBP [スペシャルアダプター 1/4-3/8]を購入。滑り止めのゴムがついていて、しっかりと雲台を取り付けることができました。

耐荷重?そんなの知りません。(いや、意外にいける)

撮影してみます。
微風が吹くだけで、ゆ〜らゆらゆ〜らゆら。
高倍率の望遠撮影では、三脚の代わりにはなりませんでした。

次に動く被写体を追いかけてみます。
うん、スムーズに追いかけられる。
しかし、これなら三脚でいいのでは?とも思う。

そもそも、なんでこんなものを作ったかといえば、動画を撮影してて、180度近くのパンニング中に三脚の脚を蹴飛ばしてしまったことがあって、自立タイプの一脚なら、そんなこともなくなるのではと考えたから。

じゃあ、その動画撮影はどうかといえば、脚を蹴飛ばすことはなくなったけど、やはり三脚よりブレが大きくなってしまう。

そうなると、ほとんど使い道がない……んだけど、一点だけ、私の場合は“手持ちホルダー”で撮影時の支えとして有効なことがわかりました。

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