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2025年9月11日木曜日

もっとも手軽にスマホで望遠撮影⁉︎ SWFOTO BA-43スマートフォン用双眼鏡アダプター


はじまりは双眼鏡でした。
双眼鏡にiPhone 5を接続して撮影していた(しようとしていた)のですが、画質も納得いかないし、撮影中にiPhoneがズレてくるしと思うように撮影できなくて、それでスコープに移行したという経緯がありまして。
以来、双眼鏡は観察用としていました。

とはいえ、時々X(Twitter)で双眼鏡にスマホを押し当てて撮影した動画を見かけることがあり、その度に何か簡単にスマホを接続できる方法はないかと考えるのです。
ただ、それらの動画を撮影した人たちも、たまたま遭遇した珍しい鳥だったり行動を撮っただけで、本気で双眼鏡で撮影したいわけではありません。
私としても双眼鏡は観察用で、ここぞという時にパッとiPhoneを取り付けて撮影する、そんな使い方が理想です。
しかし、簡単に脱着できて安定して撮影する接続方法は、なかなか見つかりません。
既存のユニバーサルアダプターも試しましたが、取り付けも安定しないしレンズの位置合わせも安定しないし、到底使う気になれません。

そんな中、Amazonでたまたま目に入ったのがコレ。

双眼鏡をはじめ様々な光学機器とスマホを接続するのに見口とスマホのカメラ部分を接続するのが一般的です。
ところが、この製品は双眼鏡の撮影に使わない片方の鏡筒をスマホの固定に用います。
取り付けはマグネットだし、なるほど、コレなら簡単に脱着できて接続の安定性もありそうだ。
構成もシンプルで汎用性も高い。
問題はマグネットの保持力とレンズの位置決めのしやすさです。
撮影していてiPhoneがズリ下がってくるようでは困りますし、取り付け時のレンズの位置決めが難しいようなら撮影機会を逃してしまいます。

ということで試してみることにしました。値段も高くないですし。

サイズは2種類あります。
双眼鏡の見口の外径が38〜45mmのものと、47〜53mmのものです。
私の持っている双眼鏡Kowa BD42-8には小さいほうのBA-43が適応します。

パッケージは簡素。
パッケージ内容は双眼鏡の見口に取り付けるブラケットと、スマホ側に貼り付ける鉄板の2つ。

ブラケットには磁石が付いていて、スマホ側に鉄板を貼り付けて磁力でピタッと取り付けます。
鉄板は厚さ0.6mm、表面は梨地仕上げで悪くない質感です。

別途、鉄板を貼り付けるためのiPhoneのケースが必要です。
100円ショップでiPhone 16用のソフトケースを買ってきました。

まずは鉄板をケースに貼り付けます。
鉄板の貼り付け位置は、そんなに神経質になることはないでしょう。
クリアのケースなら貼り付け位置を確認しやすいです。

ブラケットを双眼鏡の見口に入れてネジを締め込み固定します。

準場はこれだけ。さあ、撮影です!

と、その前に、重要なセッティングを。
双眼鏡の見口のツイストアップを伸縮させ、双眼鏡の接眼レンズとiPhoneのカメラとの最適な距離を探ります。
このKowa BD42とiPhone 16の場合、ツイストアップをいっぱいまで伸ばした状態が一番キレイに写ります。

では改めて、双眼鏡にiPhoneを取り付けてみます。
取り付けはマグネットなので簡単です。
懸念していたレンズの位置合わせも、iPhoneのカメラ位置を確認しながら取り付ければ、それほど苦労することはないでしょう。

マグネットの保持力は、iPhone 16を支えるには十分です。
撮影時の安定性も良好。
付けたまま歩いてもズレることは(あまり)なかったし、動き回る鳥を追いかけてもズレることはありませんでした。気はつかうけど。

多くの双眼鏡ではケラレをなくすため、スマホの倍率を2xほどにしないといけないでしょう。

撮影は三脚で固定したほうがいいのはもちろんなのですが、写真だけなら手持ちでも撮れます。
双眼鏡にレリーズやBluetoothリモコンシャッターを貼り付ければ自然な手の位置でシャッター操作ができると思ったのですが、このボタンを押下するだけでもブレます。
手ブレという次元ではなく、被写体が画面から消えるくらい押し下げられて使い物になりませんでした。
これならiPhoneの画面上のシャッターボタンを慎重に触ったほうがいいです。手の小さな人では指が届かないかもしれませんが。

多くの双眼鏡は倍率が8倍か10倍なので、小鳥サイズは厳しいです。

画質は双眼鏡により大きく左右されます。



このアダプター、双眼鏡での撮影では今までで一番安定して固定できストレスなく撮影できました。
ブラケットの取り付けも簡単ですし、鉄板の貼り付けも難しいことはありません。
そして価格も安い!

これは“ワタシが認める”もっとも手軽にスマホで望遠撮影できる手段です!

が、問題点もあります。
まず、対応する双眼鏡の見口のサイズが38mm以上となるので、口径25mm以下クラスの小型の双眼鏡には取り付けられません。(32mmクラスでも取り付けられないものが多いです)
観劇用とされる小型サイズの双眼鏡がいちばん間口が広いのですが、その一般的なユーザー層に訴えられないのが惜しいです。

そして、先に双眼鏡の理想的な使い方として「基本、観察で、ここぞという時にパッとスマホを取り付けて撮影」と書きましたが、その観察、ブラケットが目の上や頬に当たり見づらいです。
観察メインならブラケットは外したくなるでしょう。そうすると撮影したい時に「パッと取り付け」ができなくなります。
もちろん、ブラケットを取り付けるのもそれほど難しいことではありませんが、ブラケットを取り付け、レンズ位置を合わせて……とかやってる間に鳥が飛んでいってしまいます。


ということで、双眼鏡での撮影は良好です。
撮っていて面白い。
しかし、観察しながら撮影となると、これが最適解とは思えません。




2017年6月11日日曜日

iPhoneをフィールドスコープに接続する 〜iPhone用フォトアダプター TSN-IP7〜

スマートフォンをフィールドスコープに接続するためのアダプターは、ビクセンやケンコーからも汎用性が高そうな製品が販売されていますが、KOWAのアダプターは、見ての通りケース状になっているので、汎用性はありませんが、シンプルかつ確実に固定できます。

KOWA
現在、iPhone 5/5s/SE,6/6s,7用と、GALAXY用が販売されています。

Kenko『SNAPZOOM II』
http://www.kenko-tokina.co.jp/optics/binoculars/accessory01/4961607797549.html

ビクセン『ユニバーサルデジタルカメラアダプターII』
https://www.vixen.co.jp/product/at/acc/391974.html


●パッケージ内容
5/5s/SE、6/6s、7用共に、パッケージ内容は同じです。


●ケース部は、iPhone 5、6用がいわゆるハードケースで、7用はプラスチックと硬質なゴムとのハイブリッド構造です。

・TSN-IP6(6/6s用)

・TSN-IP7(7用)


●プレート部は、おそらくアルミ合金製で、光学機器のクオリティー。
6/6s用は、ケース上部とプレートとの間に隙間ができてしまっているので、何かで塞いだほうがいいと思います。


●付属のアダプターリングは、大きい方がフィールドスコープ用、小さい方が双眼鏡用です。(それぞれ、すべての機種に接続できるわけではありません)これも、おそらくアルミ合金製。

このアダプターリングを、双眼鏡やフィールドスコープの目当てゴムに押し込むだけで簡単に取り付けられます。


双眼鏡へは、このアダプターリング以外に接続方法はありませんが、フィールドスコープへは、もっとしっかりとした接続方法で取り付けます。
このアダプターリングでの取り付けは簡易的なもので、周辺減光が出てしまいますし、画像のシャープさにも欠けます。

確実な固定と、良好な画像を得るためには、もっとしっかりとした器具で接続します。
それを次回に書いていきます。


さて……
私は現在、iPhone 7 Plusで撮影しています。その前はiPhone 6 Plusでした。
結局、メーカーからは6 Plus用アダプターは発売されなかったので、自分で作りました。
7 Plus用も、発売されることはないと考えています。
だから、こちらも作りました。しかも、広角カメラ用/望遠カメラ用と2つ。
詳細はこちら。
『iPhone 7 Plus用フォトアダプターを作る - 1』
『iPhone 7 Plus用フォトアダプターを作る - 2』

2017年4月10日月曜日

iPhoneで望遠撮影 〜私の遍歴3/iPhone 5 〜

前回書いたように、iPhoneのカメラ性能が、これまでのような望遠レンズの解像度を上回ってしまったため、iPhone 5になると、そのような望遠レンズキットは、もう買う気になれませんでした。

それでも何か倍率の高いレンズを取りつけられないかと思い、家庭用ビデオカメラのテレコンバージョンレンズを取り付けてみようとか、一眼レフのレンズを取り付けようとか(確か、そんなアダプターがあったと思います。ン万円したかと)、そんなことをぼんやり考えていた頃、この記事に出会いました。

NIKKEI STYLE『iPhoneで迫力のスポーツ写真 双眼鏡を活用 報道カメラマンのiPhone撮影塾』

これなら、ちゃんとした望遠撮影ができそうだ!

ちょっと試してみるか。双眼鏡とはいえ5万円近くもするけど、ダメだったら“普通に”双眼鏡として使えばいいし……ということを考えていたのは覚えているのですが……。


〜自己回想〜
この当時、自分が何を思って5万円近くもする双眼鏡を買ったのか、どうもはっきり思い出せない。
『〜私の遍歴1/iPhone 3G〜』編の時に書いたけど、高校生の時以来、随分長いこと飛行機から遠ざかっていた。
それなのに、当時の私はiPhoneで飛行機を撮影したいと思ったのか?
ブログのネタ程度の気持ちだったのか?
でも、望遠撮影と言ったら自分の中では飛行機撮影しかないわけで……。


ともかく、双眼鏡と取付け用のフォトアダプター(TSN-IP5)を買いました。
それが、冒頭の写真。

この双眼鏡で、野鳥を撮ったり

飛行機を撮ったり

イタチを撮ったり?
と、楽しんでいたのですが……
いよいよ本番(?)、ブルーインパルスの撮影で、ケチョンケチョンに打ちのめされました。

動きについていけず、ピントも合わせられないないわ、追いかけ回しているうちに双眼鏡に取り付けたiPhoneがズレてくるわ、一脚を使って撮影していたのですが、気がつけば一脚の脚が地面から浮いていて意味をなさなくなっているわで、予行・当日の二日間で4,000枚以上撮影したのですが、一枚も納得のいく写真が撮れませんでした。


我ながら、この時点で無理だと思わなかったのだろうか?
このとき考えたのが、「まだもう一段階、上がある!」ということでした。

そう、フィールドスコープです。

こうして、私のiPhoneデジスコ 〜 iPhone DigiScoping 〜 がはじまったのです。