YouTubeのホーム画面に、フィールドスコープとスマートフォンを磁力でピタッとくっつけるマグネットアダプターの動画がよく表示されます。
それらの動画を見ると、磁力で簡単に取り付けていますし、レンズ位置を調整するようなこともありません。
これまで一般的だったユニバーサルアダプターが旧世代のものに思えてきます。
3つほど代表的な製品のリンクを載せておきます。
しかし、これらはアメリカのメーカーの製品で、執筆時時点で日本での取り扱いはありません。
そこで例によって、3Dプリントでつくってみることにしました。
マグネット形式のアダプターには大別して2種類あります。
一つはスコープのアイピースまわりに磁石を配置したレンズtoレンズの接続方式。
(「レンズtoレンズ」「胴体接続方式」のどちらも私が勝手に命名した言葉です)
最初はレンズtoレンズ方式でつくろうと考えていましたが『もっとも手軽にスマホで望遠撮影⁉︎SWFOTO BA-43スマートフォン用双眼鏡アダプター』の双眼鏡用マグネットアダプターが手軽だったので、これを使い胴体接続でつくることにしました。
既製品と違い、3Dプリントでは、どうしても自分で組み立てる必要があります。
レンズtoレンズ方式では、アイピース側のパーツに磁石を貼り付けたり、iPhone側にはレンズの中心に合わせてドーナツ状の金属プレート等を取り付けなければなりません。それには厳密な位置合わせが必要になります。
組み立ての難易度が上がれば、いくら使うのが簡単でも、また敷居が高くなってしまいます。
その点、この双眼鏡用マグネットアダプターなら、iPhone側に貼り付ける金属製プレートの位置合わせもアバウトでいいので気が楽です。
ちなみに胴体接続でMagSafeを利用すると、レンズ位置の関係で一つの機種に限定されることになり汎用性がなくなります。(すべての機種に合わせてデータをつくれ?やめてくれ)
そういうことで完成したのがこちら。(公開したデータは少し手直ししてあります)



























