iPhone 14 Proで一番の注目点は、やはり48MPになったメインカメラのイメージセンサーでしょう。
高画素化したカメラは、スマスコに何をもたらしてくれるのでしょうか?
(iPhone 14 Proのカメラについてはこちらを前提に書いています)
●アダプター
まずはスコープと接続するためのアダプターについて。
アダプターは12 Pro Maxで作った『Shiftアダプター』を14 Pro Max用にアップグレード。
通常、ピント合わせは、
スコープで大まかなピント調節→iPhoneのオートフォーカスが動く→スコープでさらにピントを合わせる(追い込み)
といった流れで合わせていますが、これまでiPhoneのオートフォーカスは動いたか動いてないか分からないことが多く、それほど重要性はありませんでした。
それが14 Proでは、オートフォーカスが活発に動くのです。
時には追い込みが必要ないくらいにピントを合わせてくれることもありますが、逆に、スコープの大まかなピントを適切に持っていかないと、オートフォーカスが迷ってフォーカスを合わせてくれません。
これによりピント合わせが楽になったかというとそんなこともなく、結局は最後の追い込みが必要なことに変わりはありません。
ただ、Super Retina XDRディスプレイのおかげもあり、ピントのピークが掴みやすくなったと感じます。
1xで撮影していると、突然、画面が真っ暗になることがありました。
この現象は、スコープを真っ暗な藪の中など画面が真っ暗になるようなところに向けると起こります。
これは、iPhoneがアダプターで覆われている超広角カメラの状態と勘違いしてマクロモードに切り替わっているのです。
この現象を防止するには、設定>カメラ>マクロ撮影コントロールをオンにして、撮影中にマクロモードのアイコン(チューリップのアイコン)が出たらタップしてオフにします。
12MPでも十分キレイに見えますが、それでは48MPはどうでしょう?
と、ここでバキバキの48MP写真を載せたいところですが、あいにく14 Pro Maxを手にしてから「これは48MPで撮りたい!」という瞬間に巡りあっていないのでテスト程度の写真しか撮れていません。
そのテストというのが、12MPと48MPでどれだけ差が出るのか?ということを何度か試していました。
写真全体を見る限りでは、期待していたほど差は出ませんでした。
解像度よりピントの追い込みによる差のほうが大きく影響する感じです。(ええ、すみません技量不足です)
しかし、拡大してみると違いは明らかです。
精細さだけでなく、ボケた背景の滑らかさも大きく違います。
とはいえ、48MPで撮るにはProPAWにしなくてはいけません。そうすると、1枚あたり100MB前後ものファイルサイズになってしまいます。
常に48MPで撮りたいなら、ProCameraなどのサードパーティ製アプリを使うとHEIF・JPEGで撮影でき、1枚あたり10MBほどで収まります。
もう一点、48MPで撮ればレンズ交換式カメラのようにトリミングしても劣化が抑えられるのでは?
それはその通りなのですが、トリミングするくらいなら、はじめから2倍で撮ったほうがいいでしょう。
なぜなら、ミラーレスなどのカメラはオートフォーカスでピントを合わせてくれますが(しかも最近では鳥の瞳にピントを合わせてくれるとか!)スコープでは手動でピントを合わせなければなりません。
そうすると、1倍の画面より2倍に拡大した画面のほうが、より精細にピントを確認できるからです。
その2xについて。
2xでの撮影は、望遠カメラを使う3xと違ってメインカメラを使います。
その利点として、3xの望遠カメラより明るいことと、1xの広角から1タップで切り替えられることがあります。
タップするだけで迫力あるクローズアップができるのは楽しいです。
望遠カメラは3倍となりましたが、イメージセンサー自体は12 Pro Maxと変わらないようです。
ただ、薄暗い場面では細部の再現性やノイズが低減してるように見えます。
大きな進化はないけど、着実に改善されているといった印象です。
ナイトモードは、これまでの暗いところを無理に明るくしようとすることもなく、また赤みがかっていた色味も自然な感じになりました。
動画関連での新機能はアクションモードとシネマティックモード。
まるでジンバルを使っているかのようと評判のいいアクションモードですが、スマスコのような望遠撮影にはなんの効果もありませんでした。
シネマティックモードは13シリーズからの機能で、撮影した後から編集でフォーカス位置を変えられるという機能です。
被写界深度の浅いスコープで動き回る鳥を撮影する時、大まかにピントを合わせておけば、後から編集で絶えずピントを合わせ続けられる動画にできるのでは?と思ったのですが、撮影時、常にフォーカスがこまかく動いて、なかなか思ったところにピントを合わせてくれません。
それを編集でフォーカスが合わせられるかというと、ほとんどうまくいきません。
これなら通常のビデオモードで自分でピントを合わせたほうが、まだマシだと思いました。
その他の動画関連、通常の4K動画やスロー動画、QuickTake動画などは、目に見えるような進化は感じられません。
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これまでの写真、4K動画やスロー、QuickTakeなど各種撮影モードに加え、新たに48MPの高解像度撮影、タップするだけで切り替えられる2倍ズームと、iPhone 14 Proでスマスコはさらに楽しさが広がりました。
ただ、撮影の選択肢が増えた分、頭の中を整理しておかないと、どの撮影モードで撮ったらいいのか迷ってしまいそうですが……。
お世話になります。
返信削除迅速にご対応下さい大変感謝しております。
今日、ネジやTSN-IP5、ニコン テレスコマイクロ ED6×18D 注文完了致しました。
IP5は、スマホカバーにプレートが付いていますが、これを剥がして?外して使う感じでしょうか?
お返事ありがとうございます!
削除やはり剥がして使うのですね。
早く組み立てて撮影したいです。
776デジスコ、77edボーグを主にやっておりますので、スマスコには非常に惹かれてます。
楽しみです!
776→774です^_^
削除間違ってました^_^774ですー。
削除こんにちは。
削除昨日、Shiftアダプター組合完了致しました!
ED6×18Dとの接続で良い方法ございませんか?
質問ばかりすみません。
よろしくお願いします。
問題なく組み立てられましたか?
削除不具合はありませんか?
774には取り付けられましたか?
……と、すみません、製作者としては、ちゃんと使えるかどうか不安なもので。
テレスコマイクロ ED6 x 18Dですが、私自身、所有していないので分からないのですが、調べたところ、見口ゴムを外すと28mmのねじが切ってあるとのことですが、そうだとしたら、30mm→28mmのステップダウンリングでShiftアダプターに付けられと思います。一度、確認してみてください。
https://amzn.to/3MkVxpf
横からすいません。テレスコマイクロED6x18DとShiftアダプター、iPhone 14 Proの接続ですが、Sketchrockさんが紹介されている八仙堂の30-28mmステップダウンリングで接続できると思います。
削除僕は異なる方法で接続していて30-28mmステップダウンを持っていないのですが、30-28と大体同じレンズ間クリアランスになるようにして試したところiPhone 14 Proのメインカメラ2xではケラレが出ます。望遠カメラではケラレは出ません。
ステップダウンリングはメーカーによって厚みが異なるので薄いものならケラレが少なくなるかもしれませんが、多かれ少なかれメイン2xではケラレてしまい実質的な画素数が12MPより少なくなってしまうことに注意が必要です。
SketchRockさん
削除genさん
アドバイスありがとうございます。ステップダウンリング注文致しました。
厚さの違う別メーカーのも注文したので、ケラレの違いを確認してみます。
ありがとうございます!
追記
削除私はiPhone12proになります…
14proより厚みがあります。
カメラ性能もかなり劣りますが、スロービデオを撮りたいと考えてます。
えっ!12 Proですか⁈
削除このShiftアダプターは、製品名にあるようにiPhone 14 Pro用で他の機種では使えませんよ!
12 Proのサイズは、高さ146.7 x 幅71.5 x 厚さ7.4mm
14 Proのサイズは、高さ147.5 x 幅71.5 x 厚さ7.85mm
で、サイズとしては12 Proでもケースに収まりますが、カメラの位置が異なるため、光軸が大きくズレて使い物にならないと思われます。
SketchRockさん
削除やはりダメでしたか^_^
バッテリーもかなり劣化してきているので、買い換えようと考えてました。
両者ではレンズの位置が違っているのですね。
近いうちに14proにしてきますね。
こんばんは。
削除今、iPhone14pro注文致しました。
秋のトンボのマダラナニワトンボを撮りに行ってきます。
単眼鏡での撮影では、14 Proの48MPメインカメラを使った2xが役立ちます。
返信削除これは12 Proの望遠カメラ 2xより明るくキレイに撮れます。
14 Proとテレスコマイクロでの撮影を楽しんでください!