2018年2月21日水曜日

ジンバル雲台 - 1

前回『三脚(脚)』でも書いた通り、スコープまわりを買い揃えてから、とりあえず、持ち合わせていたベルボンの“ファミリー三脚”(実売価格4,000円程度)を使って撮ってみたら、ぜんぜん使い物にならなかったわけなのですが、それは雲台部分に関しても同じことでした。

パン(左右方向)はなんとかなりますが、チルト(上下方向)が全然ダメで、鳥を画面に捉えてチルトをロックしたら、そこから微妙に上がってしまい、下げたら下げたでカクンと下がりすぎて、なかなか思い通りに画面に収まりません。
なんとか決まったと思ったら、鳥は別の枝に……。

*ベルボンの三脚が悪いということではなく、この製品の用途に合わない使い方をしているためです。iPhoneでのちょっとした撮影には、この三脚を使っています。


ということで、三脚の脚に続き、今回は雲台の選定です。

とはいえ、当時の私は、三脚や雲台についての詳しい知識なんてありませんでした。
そこで、デジスコ関連のwebサイトを眺めていると、ビデオ雲台やジンバル雲台がいい、とのことでした。

とりわけ、デジスコにはジンバル雲台を推奨しているようで、デジスコドットコムのジンバル雲台の説明には、次のように書いてありました。

「どの角度でも締め付ける操作を必要とすることなくピタリと止まる構造に設計されています。動きの滑らかさは、素早い野鳥導入、微細な調整を可能にしました。」

ロック時のズレにさんざん泣かされたので、この一文にココロを掴まれてしまいました。

しかし、高い!

当時、この製品は、6万円ほどしたと思います。
それほど頻繁に撮影に行くわけでもないし、いいカメラで撮影するわけでもなし。はたして、そんな高価な雲台が必要なのか?
しかし、撮影できる機会が少ないからこそ、その少ない機会を最大限に生かすために、いま、でき得る限りの準備をしよう、という、何やらもっともらしい言い訳を盾に、ジンバル雲台を買うことにしました。

それでも、やっぱりデジスコドットコムの6万円は高い……。
当時、他にジンバル雲台の選択肢としては、3万円台のBENRO(ベンロ)、10万円以上するWimberley(ウィンバリー)といったところが代表的なものでした。
(現在、ベンロもデジスコドットコムも販売終了になっています……)
さすがにウィンバリーは買えませんが、かといって3万円台のものは評判がよろしくない。

そこで見つけたのがSIRUI(シルイ)というメーカーのPH-20。
当時はAmazonのレビューもついておらず不安もありましたが、4万円台という、ジンバル雲台としては高くもなく安すぎることもない値段でしたので、これを買うことに決めました。


次回以降の予定
ジンバル雲台 - 2 〜SIRUI PH-20〜
ジンバル雲台 - 3 〜SIRUI PH-20を使ってみて〜
ジンバル雲台 4 〜 GITZO フルードジンバル雲台 GHFG1 〜

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