五藤テレスコープ(五藤工学研究所)。
天文の分野では名の通った会社のようですが、すみません、ワタクシ存じ上げておりませんでした。
普段、Amazonからのおすすめ商品メールは、ほぼ目を通すことなく削除するのですが、この時は長方形の鏡筒をした単眼鏡が目に止まりました。
何これ?ヘンなの。どうせ安物の中華製でしょ、と値段を見ると3万円とかするじゃないですか!
これはただものではないとメールのリンクを開き、おまけに購入にまで至りと、まんまとAmazonの思惑に乗せられてしまったのでした。
Amazonのレビューを見ると、Nikonの単眼鏡やVixenアルテスと比較しても甲乙つけ難いようで、どうやらモノは間違いないようです。
加えて、メーカーの説明にある、この図が購入の決め手となりました。
歪曲収差、周辺の歪みが少ないとのことです。
アルテスは、この歪みがまあまああるので、アルテスと並ぶほどの画像で、しかも歪みが少ないとなると3万円でも買って損はないと思いました。
ちなみに販売は、一部の専門店とAmazonだけのようです。
(入手はこちらからどうぞ)
付属品は、巾着袋とストラップ。
これだけです。これだけで十分なんですけど……レンズキャップがない!
ということで、対物レンズ側はグロメットで代用することにしました。
全長、重さもミリ単位の違いしかありませんし、決定的なのが見口からストラップ部、フォーカスリングにかけて、ほぼ一緒、加えてアイレリーフも非常に近い数値なので、これすなわち、アルテスのホルダーがそのまま使えるということです!(フロントサイトは使えませんが)
ホルダーをつくる手間が省けて大助かりです。
労せずしてiPhoneに取り付けられたので撮影してみたのですが、前述のように、アルテストほとんど一緒のような印象で、倍率が5倍か6倍かの違いだけです。
両者ともケラレをなくすためにiPhone 14 Proで2x以上にしなくてはなりません。
もっとも、上の写真はiPhone 14 Proにより歪みが倍増されているので、眼で見る観察(鑑賞)では、それほど気になるものではありません。
iPhone 4Sで撮影。14 Proより歪みが少ない。
入手はこちら。(3Dプリント)
フロントサイトも付けましたが、いかんせん、四角い鏡筒では使える角度が限られてしまいます。
まあ、この照準は初期の導入を補助するものなので、これでも役には立ちます。
素晴らしい単眼鏡なのですが、個人的には同じような単眼鏡が2つになったわけで、使い分けに迷います。
というか、使い分けできるのか?結局、無駄な買い物だったのか?とも思ったのですが、異母兄弟のようなこの両者、決定的に違う箇所があります。
それはフォーカスリングです。
アルテスは最短から最遠までフォーカスリング(鏡筒)を3回転半させなければなりませんが、GT-M518は1回転もいりません。
これは、遠くから近くを見る時に素早くピントを合わせられますし、動きが早い対象にもピントを合わせやすいというメリットがあります。
かといって、ピントのピークが合わせにくいということもありません。
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