取り扱っているお店は減っているようですが、2026年の今でも100円ショップで売られている3.5mmイヤフォンプラグのリモートシャッター。
安くて手軽にブレることなくシャッターが切れるので夜景撮影やスマスコ撮影にオススメなのですが、現行のiPhoneには3.5mmイヤフォンジャックもLightningコネクタもありません。すべての機種がUSB-Cポートへと移行してしまいました。
それでもUSB-C - 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタという変換手段があるので問題なく使えるだろうと考えていたのですが、これがそう簡単な話ではありませんでした。
このリモートシャッターをiPhone 16で使うために、まずはApple USB-C - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタを買ってきました。
これに普段から鞄に入れているリモートシャッターをつなげてみると、ボタンを押してもシャッターが切れません。
あれ?なんにも反応しない。じゃあ他のはどうだろう?と、持っている他のリモートシャッターを試してみると、切れるものと切れないものがありました。
以前『100円ショップのリモートシャッター』という記事で100円ショップのリモートシャッターには2種類あると書きました。
一つはボタンを押すとシャッターが切れるタイプと、もう一つはボタンを押して離すとシャッターが切れるタイプです。
動作の違いはあれど、Lightning - 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタではどちらのタイプでも使えていたのですが、USB-C変換アダプターでは、そうはいかなかったのです。
詳しくみていきましょう。
使用環境はiPhone 16(16 Pro Maxでも同様)、iOS 26.2.1です。
押すとシャッターが切れるタイプは、標準カメラapp、サードパーティ製カメラアプリともに普通に使えます。
なぜ写真ではなく動画が撮影されるのか?
押して離すタイプのリモートシャッターのボタンを押すと、iPhoneの画面端がボリュームボタンを押した時のように黒く盛り上がります。
ということは、このタイプのリモートシャッターのボタンを押すとiPhoneのボリュームボタンが押されたこととなり、QuickTakeの動画が撮影されていたのです。
QuickTakeはiPhone本体のボリュームボタンを長押ししたた時の動作なのですが、実際には長押しではなく押しっぱなしの状態になってしまいます。
ボリュームボタンを長押しした時の動作は設定でバーストモードにも変更できます。
バーストモードに設定して、この押して離すタイプのリモートシャッターを使うと、バーストモードの連写がはじまります。
そして止まりません。
ボタンをもう一度押しても止まりません。画面のシャッターボタンを押しても止まりません。なにしろボリュームボタンが押しっぱなしの状態なのですから。
止めるには変換アダプターを抜かなくてはなりません。
サードパーティ製カメラアプリではアプリによって動作が変わります。
画面のシャッターボタンを押すと1枚だけ撮影されるアプリでは普通に使えますが、押しっぱなしにすると連写になるアプリではバーストモードと同様に連写が止まらなくなります。
このように、押して離すタイプのリモートシャッターは使いものになりません。
私が持っている5つのリモートシャッターのうち押してシャッターが切れるタイプは1個だけなので、お店で売られているほとんどのリモートシャッターは押して離すタイプだと思われます。
先にも書きましたが、どの製品がどちらのタイプか見分けはつきません。同じパッケージでも製造元が違うかもしれませんし、ロット(製造時期)によって違うかもしれません。
ということは、USB-CポートのiPhoneでは3.5mmイヤフォンプラグのリモートシャッターが使えない可能性が高いということになります……
いやまてよ、これは変換アダプターによって動作が変わるかも、と思い、ダイソーのUSB Type-C変換ケーブル(300円)を試してみました。
すると、また話がややこしくなってしまいました。
まず、Apple製USB-C - 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタでは使えていた、押すとシャッターが切れるタイプ。
なんにも反応しません。この組み合わせでは使えなくなってしまいました。
サードパーティ製のカメラアプリでもシャッターは切れません。
シャッターが切れます!ボタンを“押すと”ちゃんと写真が撮影されます。
ん?待てよ、押してシャッターが切れてる?元は押して離すとシャッターが切れるという動作だろ?それなら押し続けるとどうなるのだろう?
ボタンを押して、そのままホールドしてみました。
すると、連写されます。バーストモードのように高速ではありませんがボタンを押している間中、連続で撮影されます。
こんな動作は、これまで見たことありません。
バーストモードで撮影された写真はHDR合成されない12MPのJPEGですが、こちらの連写で撮影された写真はHDR合成されたHEIFです。
もう少しややこしい話をすると、HEIF 24MPで連写をすると、はじめの数枚目までは24MPで撮影され、以降は12MPになります。(また24MPに戻ったりもします)
HEIF 48MPで撮影すると、すべて48MPになります。その分、連写速度は落ちますが。
連写速度は速くありませんがバーストモードではHDR合成されないので、途中で12MPに落ちたとしても、こちらのほうが画質は優位になります。
これはいいぞ!と思って、実際に着陸する飛行機を撮影してみましたが、1枚1枚シャッターが切れるたびに画面がブラックアウトするので動きの激しい被写体には使う気になれませんでした。
ミラーレス一眼が出始めた当時、動きのある被写体には使えないと言われていたのは、こういうことだったのか。
この組み合わせは、サードパーティ製カメラアプリでも使えます。
そして、本来、連写できないHalideのようなアプリでも、速度は遅いですが連写できてしまいます。
Halideで連写できる!と、これまた飛行機撮影に使ってみましたが、連写中に「写真を保存できませんでした」といったアラートが出て保存できませんでした。
うまく行く場合もあるかもしれませんが、そんな不安定になるなら連写速度も遅いし別に使わなくてもいいや、となりました。
まとめると
・押してシャッターが切れるタイプはアップル製USB-C - 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタ
・離してシャッターが切れるタイプはダイソーのUSB Type-C変換ケーブル










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