2021年4月11日日曜日

GITZO システマチック GT3533S 〜その1. GITZOの三脚選び〜



三脚を買い替えました。

これまで、Manfrottoのアルミ三脚055XBを使ってきました。
しかし、これがクソ重たい!
大きめのザックに機材一式を詰め込んで移動するのですが、重いこと重いこと。
常々、このザックを少しでも軽くしたいと考えていたのですが、主な中身であるスコープ、雲台、三脚のうち、軽量化の余地があるのは三脚(055XB)のみ。
ということで、この度、軽いカーボンファイバーの三脚に買い替えることにしました。


GITZOの雲台を使っているからといって、別にGITZOにこだわりも信奉もあるわけではありません。
軽くてブレの収束が早ければ何でもよかったのですが、お店でManfrotto 055のカーボン三脚とGITZOのマウンテニア3型とを持ち比べてみると、スペック上では120gの差でしかないのに、それ以上にGITZOのほうが軽く感じました。
そんな印象があって、GITZOを考えるようになりました。

しかし、GITZOの製品ラインナップを見てみると、細かな仕様の違いで数多くの種類があります。
製品の写真を見ても同じようなものばかり。
この中から、どれを選べばいいんだ?
高い買い物ですし、じっくりと調べてみました。


GITZOの三脚のラインナップは、
・トラベラー
・ミニトラベラー
・マウンテニア
・システマチック
と大別されます。

そして、それぞれにパイプ径、段数の違いなどにより、いくつものバリエーションがあります。
GITZOではパイプ径によって、0型(細い)〜5型(太い)まで「型」が決まっていて、それに段数を合わせて「3型4段」のような表記になっています。
ですから、型番とは別に「シリーズ名+型(パイプ径)+段数」という表記があって、その規則性が分かると選びやすくなりました。


ということで、上位の分類から絞り込んでいきます。
スコープを載せるとなると、マウンテニアかシステマチックとなるでしょう。
耐荷重で見ると、3kg程度のスコープでは、いちばん小さなマウンテニアの0型(8kg)でも余裕があります。
しかし、高倍率のスコープの場合は、耐荷重よりブレの収束が気になるところ。
お店の人に聞いてみると、それは脚のパイプ径次第ということでした。
マウンテニアのパイプ径の最大は3型、対してシステマチックの最小は3型です。
スコープで使うには、この3型でよさそう。

では、マウンテニアかシステマチックか。
マウンテニアは、センターポールがある一般的なイメージの三脚です。

システマチックにはセンターポールはありませんが、別売りのパーツで取り付けることができます。また、レベリングベースを取り付けることもでき、名前の通り、自分の使い方にあった「システム」を組むことができます。
ここは今後の発展性、値段(これが大きい⁈)そして私がやってみたいこと(後述)を考えてシステマチックにすることにします。

次に段数。システマチックの3型には、3段と4段があります。
段数はなるべく少ないほうがいいので3段にします。
収納高は、3段でも055XBと同じ61cm(標準伸高モデル)なのでザックに収納できます。

さらに、システマチック3型には標準伸高モデルとロングモデルがあります。
標準伸高モデルは伸ばした高さが130cmで、ジンバル雲台と組み合わせると身長175cmの私にちょうどいい高さでした。
ロングモデルは152cmとなり、脚を伸ばしきると私には高すぎます。
デジスコでは、昔からよく「三脚の脚をぜんぶ伸ばすな」と言われてるようですが、機材を組むときに、いちいち高さを調整するのは面倒です。
参考までに、Manfrotto 055は140cm、Manfrotto 190は135cmです。(それぞれセンターポールを伸ばさない状態で)

ということで、買うべきモデルが導き出されました。
システマチックの3型3段、標準伸高モデルとなりました。
型番でいうと『GITZO GT3533S』です。


次回は、この「システマチック3型3段」を詳しくみていきます。

0 件のコメント:

コメントを投稿