iPhone 14 Pro Maxから16 Pro Maxに移行しました。
そこで今回は、スコープと接続するアダプターにMagSafeで固定できる『MagSafeアダプター』をつくりました。
DMM.makeクリエイターズマーケットでiPhone 16 Pro、16 Pro Max用キットが入手できます。
それぞれの機種に以下の4種類があります。
『基本キット』
30mmねじのマウントリングで私のつくったアイピースホルダーやコーワのアダプターリングを使ってスコープに接続できます。
『単眼鏡キット』
Vixen アルテス HR6 x 21と五藤テレスコープ GT-M518用ホルダーで単眼鏡での望遠撮影ができます。
『ダブルセット』
上記2つのマウントのセット。
『フルセット』
30mmマウント、単眼鏡ホルダーに照準器マウントを加えたセットです。
対応ケースについて
必ずMagSafe対応ケースを使用してください。MagSafe非対応のケースに貼り付けてMagSafe製品を使えるようにする磁力ステッカーは正確なカメラの位置にならないため使うことができません。
また、ケースをつけない状態のiPhoneにもサイズの関係から使うことができません。
カメラコントロールのボタンまわりが穴の開いているケースは、カメラコントロールが使えません。
そのことから、推奨はApple製ケースになりますし、Apple製ケースを元に設計しています。
【必要なもの】
・MagSafeリング
※これ以外のMagSafeリングは使えません。
・ねじ:アダプター本体用
以下、ねじのリンク先は八幡ねじのネットショップです。お近くのホームセンターで揃えてもらってもかまいませんが、M3 x 6mm(六角穴付ボルト極低頭 三価黒亜鉛 キャップ キャップボルト)だけは入手が難しいかもしれません。
また、ここでは黒色のねじを記載していますがステンレスでもかまいません。
・ねじ:単眼鏡ホルダー用
・ねじ:照準器マウント用
その他、組立て説明の中で随時記載します。
組立て説明
①クランプに1/4インチナットをはめ込む(接着しても可)
②図の赤い箇所に保護材を貼る。(クランプの一段下がった部分にはかからないように!)
保護材は、厚さは1mmのものを使用する。
ウレタンゴムでは滑りが悪いので、こちらを推奨。
以下の画像を拡大縮小なしでプリントして型紙として使用してください。
③本体の裏側からM3ナットを取り付ける。
真ん中のナットは接着。
超強力マグネットミニ_8コ入(リンク先はダイソーですが、他の100円ショップにも同様の直径6mm厚さ3mmの磁石が売っています)
※ワッシャーとスプリングワッシャーはスペーサーの役割があるので必ず付けてください!
照準器を取り付け、被写体を画面中央に合わせておき、左右(パン)上下(チルト)方向を調整してドットと被写体とを合わせ、ボルトを締め込み固定する。
⑧Simplism MagSafeリングを貼り付ける。
この時点では普通粘着の両面テープで仮止めしておき、後でリングの角度を調整する。
⑨仮組したMagSafeアダプターをiPhoneに取り付け、クランプの幅を合わせる。
キツすぎると脱着がしづらくなり、緩すぎるとガタが出ます。
背面から見てクランプの突き出し量が上下均等になるようにする。
⑩クランプの幅が決まったら仮止めしていた各ボルトを締め込む。
また、Simplism MagSafeリングも使いやすい角度が決まったら強力な両面テープを隙間なく貼り、しっかりと固定する。
⑤で取り付けたネオジム磁石は、本体とロックプレートを固定するのに使用します。
M3 x 6mm(〜8mm)のねじで固定します。ロックプレートのレバー部分の穴は紐でこのネジを繋ぎ止めておくための穴です。
必要ないようなら使わなくてもかまいません。
単眼鏡ホルダー
ボルトを強く締めすぎるとツイストアップができなくなるので注意!
Vixen アルテスを使用する場合はフロントサイトを挟み込む。
ホルダーのクランプ部分に丸い穴(リアサイト)があるほうが上面。
鏡筒を回してもフロントサイトが接触しないように取り付けてる。
照準器マウント
M4 x 8mm低頭六角穴付ボルトでそれぞれのパーツを仮組みする。
M3 x 10mmのネジでMagSafeアダプターに取り付ける。
キャップボルトでなく、写真のようにローレットボルトを使うと工具なしで取り付けられます。(ホームセンターで売られていると思います)
次は、
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