『iPhoneでレンズフィルターを使う』を書くにあたり、ここしばらくiPhoneにフィルターをつけて撮影していたのですが、これをアルテスでも使えたら面白いだろうなと思いました。
しかし、アルテスにはフィルターを取り付けるためのネジがありません。(奥まったところにあるのはネジ山ではありません)
そこでまた、3Dプリントで30mmフィルター枠をつくることにしました。
※ねじは傾いた状態で回さないでください。一度、反時計回りに回してみて、ねじ山が噛み合う箇所を探ってください。
決して、無理に回さないでください。
30mmフィルター3種を試してみました。
・PLフィルター
PLフィルターの濃い青空!しかし……
まず、PLフィルターの外枠を回して水面の反射を抑える位置にする→ピントを合わせるためにアルテスの鏡筒を回す→反射を合わせたフィルターも回転→水面の反射が強くなりピントが合わせられなくなる……というジレンマに陥ります。
・クロスフィルター
げっ!光の線も6倍に伸びるのか?!
いちばん期待していたクロスフィルターが、わけわかんなくなったぞ!!
・NDフィルター
月は画面に占める面積が小さいと(すなわち倍率が低いと)白飛びしてしまうので、露出を下げる必要があります。
1 フィルターなし/露出補正±0
2 フィルターなし/露出補正-6(最も低い)
3 ND-4フィルター/露出補正±0
4 ND-4フィルター/露出補正-2.1
デジタルズームで6倍まで拡大すれば、もう少し細部まで撮れます。その際も、NDフィルターをつけていれば露出補正が半分ほどで済みます。
左:フィルターなし/露出補正-2.2
右:ND-4フィルター/露出補正-1
・Vixen マクロスタンド
これはVixenの単眼鏡H4 x 12やH6 x 16マルチモノキュラー用のマクロレンズで、本来アルテスには装着できません。※このマクロスタンドの27mmネジは、写真レンズのJIS規格ではないのでピッチが違います。
ですから、30mm - 27mmステップダウンリングの途中までは入りますが、最後まで完全に締め込むことはできません。
それでも、マクロスタンドを保持するのに十分固定できます。
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う〜ん、思ったほど使い道が広がらないなあ。
特にクロスフィルターが使い物にならなかったのが残念。
まあ、このフィルターアタッチメントをつけておいても邪魔にならないし、レンズフードはあったほうがいいから、つけっぱなしでもいいか。
と、ややトーンダウン気味ですが、だがしかし!
アルテス+フィルターで面白いのは次回『iPhoneでクローズアップフィルターを使う』です!
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